道場での図表をもう一度眺めながら、
先生方、門下生のメーリスなど読んでつくづく思いましたが、
「反グローバリズム」「反新自由主義」を主張する野党がない
ということが、いまの日本の一番困ったところだと思います。
グローバリズム発祥の地であり、世界中にそのイデオロギーを
押しつけようとしてきたアメリカ自体がもう既に失敗して、
方向転換をしているのに、
さんざん従米してきた日本は、これにだけはなぜか追従しない。
アメリカがかけた「新自由主義」というハシゴを自分で昇り、
そしてそのハシゴを外されてしまって、
日本は、足元を見失ったまま、ひとり相撲をしているような
ものだと思います。
中南米のキャラバンvsトランプ大統領の様子を見て、
メディアは催涙弾に巻き込まれた子供の姿をクローズアップして、
個人的な「子供がかわいそう…」という感情を煽り、
そのまま「トランプ酷い」という視線に重ねていきますが、
あの現象そのものが「グローバリズムは失敗!」という事実だ
と思います。
そして、あの光景を見て「トランプは酷い、排外主義だ」という
文脈でしか捉えることができないのは、
日本人にナショナリズムがないからなんだと思います。
「反グローバリズム」を掲げる政党が欲しいです。
…と言ったら、極右になりますか?